料理長(シェフ)の採用に迷ったら

行列のできる飲食店経営者になりたかった。自分が考えたメニューなら絶対に売れると思った。いつも笑顔が溢れるお店になるはずだった。でもお客さんが来ない。売上が上がらない。クレーム対応に疲れてしまった。そんなあなたに寄り添うサイトです。

飲食店の集客に際して間違えたくない優先順位

広告宣伝は最優先事項ではない

飲食店の集客をする際に最初にやりがちなのが、広告宣伝を打つ、ということです。現在は様々なグルメサイトがあります。ホットペッパー、ぐるナビ、食べログ、Retty他にもあるでしょう。こういったサイトに登録をしたり、口コミサイトであれば自分のお店のページに宣伝内容を掲載したりすることができます。もちろんいずれも有料です。

さらにはチラシをお店の外で配ったり、ポスティングをするかもしれません。飲食店の場合物理的な商圏というものがありますので、お店の外を歩いている人にチラシを配って来店してもらったり、商圏内にある住居などにポスティングをしておけばお店のことを知ってもらえるかもしれません。

グルーポンという教訓

飲食店に限りませんが、新規顧客を集客する際に忘れていけないのがグルーポンの教訓です。もはや名前を聞くことも少なくなりましたが、以前グルーポンという企業、サービスがありました。何をやっていたかというと、いわゆるタイムセールスのようなものです。期間限定で超格安で販売をする代わりに圧倒的な集客力を提供する、という形でした。

例えば、期間限定で50%引き!とか70%引き!といった感じでグルーポンのサイトに掲載をするとものすごい勢いでお客さんが集まります。もうほんと入れ食い状態です。しかしその後に何が起こるかというと、簡単ですよね。割引した時だけお客さんが来るだけで、サイトに何も出さなければお客さんが来ないのです。

グルーポン側としては、新規顧客を呼び込みますから、その後そのお客さんをリピーターにできるかできないかはお店の責任ですよ、という主張だったと思います。一応一理あるのかもしれません。いつもお店の前を通った際においしそうだな~と思っていたお店がグルーポンに掲載させれていて、50%引きって書いてあったらどうせ行こうと思っていたのであればこの機会に行ってみよう。そう思う可能性はありますよね。

しかし実態はそうではなかったのです。単純に割引に魅力を感じたお客さんしか来なかったのです。そのためそのお客さんはお店に興味がなく、とにかく安く食べれてラッキー、といった感じで食べて帰るだけ。決してリピーターになることはなかったのです。つまり彼らはグルーポンを通じて自分達に合う飲食店を探していたなんてことは全くなく、単純に割引を求めていただけ、ということです。結果残ったのは飲食店の損失だけ、ということです。

集客を考える際に一番重要なこと

集客というとお客さんが来ればいい、と考えがちです。このためとにかく人が来るサイトに出稿してしまうといったことをしがちです。しかし一番優先させないといけないのは、来て欲しいお客さんが誰で、そのお客さんが食べたいと思っているメニューは何か、ということです。決して宣伝文句や綺麗なバナーではありません。ましてや割引率なんかでも全くありません。

来て欲しいお客さんが食べたい料理を作ること。これがまず最初に考えることです。最優先で考えることです。これが考えられていないと、とにかく割引だったり、駅からの距離だったり、本質的に食べること以外の理由で来店してしまうお客さんが増えてしまいます。その結果お客さんの期待値はばらばら。間違ってその期待全てに応えようとしてしまうと、お店の方向性もばらばらになってしまい、数ある飲食店から選んでもらえなくなるのです。

もし来て欲しいお客さんが明確になっていて、そのお客さんが食べたいメニューを作れていれば、違う期待を持って来店したお客さんにはその説明をしてあげればいいのです。別に偉そうに説明する必要はないです。お客さんも説明がきちんとしていれば、そういったニーズを持った人に伝えてくれるかもしれませんし、自分自身にそういったニーズが発生した際には使ってくれるでしょう。

集客のまとめ

集客と書くとお客さんを集めると理解してしまいがちですが、実はお客さんを選ぶことでもあるのです。来て欲しいお客さんが決まっていない状況で集客だけをしてしまうとお店は疲弊しますし、お客さんの満足度も高まらず、何もいいことがないという地獄絵のような状態になってしまいます。集客をする際には必ずどういったお客さんに来て欲しいのか、ということを明確にするようにしましょう。

もちろんその後に行うべきことがあります。それについては有料コンサルにて。